ところどころ見ていました。
というか、見ることがなんとかでき
ました。
テレビの前でデンと座る高二の娘は
嫌がっていましたが、私が応援して
いる丘みどりちゃんが出て、娘も
好きな竹島宏さんが出たあたりから、
チャンネルを譲ってくれるように
なりました。
丘みどりちゃんの「鳰の湖」、久々に
聞きました。
(*コチラです! ↓)

なにしろ、普段、テレビを見る暇も
ほとんどないですし、あっても、
娘が見せてくれませんのでねえ・・・。
その直後、竹島宏さんの「恋町
カウンター」を見る機会に恵まれ
ました。
(*コチラです! ↓)

はっきり言って、「今年はこの曲が
作詞大賞を獲るのでは」と思って
いました。
演歌系では一番印象に残った曲
でしたし。
娘も「恋町ダンス」、テレビの前で
踊っていましたよ!
ただ・・・。
日本作詞大賞は、「正統派演歌」の
歌詞が選ばれる傾向にあります。
ポップス系の松井五郎さんが作詞
したことは、この曲を華やかにして
くれましたが、この賞を獲得する
には、難しかったのかもしれません。
大賞に輝いたのは、福田こうへい
さんが歌う「天竜流し」を作詞した
万城たかしさんでした。
これは、予想もしていませんでした
が、ただねえ、歌詞は確かに印象的
でした。
福田さんが岩手出身であることは
知っていましたが、この曲を作詞
した万城さんも岩手出身だったん
ですなあ。
だからこそ、じゃないですか。
今回の作詞大賞獲得は。
歌詞には「おなご」という言葉が
使われていたのが実に印象的でした。
「おなご」。
これ、私も小学3年生の頃から、
両親の出身地の仙台に10数年住んで
いましたから、よく分かります。
「女性」、「女の人」、「女の子」
のことを「おなご」と呼ぶんですよ。
東北以南の人からすれば「蔑称」の
ように聞こえるかもしれませんが、
決してそうではありません。
むしろ、「愛情を込めた表現」と
言えます。
私が覚えているのは、仙台に引っ
越して1年くらい経った頃、福島
から転校してきた女の子がいまして
ねえ。
彼女はよく「おなご」という言葉を
使っていました。
「おらはおなごだ!」と明るい表情で
話していたこと、今でも覚えています。
・・・まあねえ、そういうことを思い
出させてくれただけでも、福田さん、
並びに万城さんの大賞獲得は良かった
のではと思います。
東北出身者の一人としては実に喜ばしい!
みどりちゃんにも、竹島さんにも獲って
ほしかったですが、今回は福田さんと
万城さんで良かったんじゃないですか。
*「天竜流し」です! ↓
