が、芸能面を読んでいて、思わぬ訃報に
愕然としました。
後川清(うしろかわ・きよし)さんですよ。
その名を見れば、一目瞭然、前川清さんの
ものまねで世に出た、いわゆる「ものまね
タレント」ではありましたが、その歌唱力
には、後川さんが世に出てきた90年代後半
から、私は一目置いていました。
いや、本当にうまかった。
後川さんは、前川さんに風貌も似ていた
ことから、すぐにものまね番組で人気と
なりましたが、他のものまねタレント
とは一線を画していましたような気が
します。
超一級品でしたから。
一人だけをものまねするのは、どうしても
レパートリーが限られることから、実は
非常に難しいであろうと私は感じています。
例えば、石原裕次郎さんのものまねを
する「ゆうたろう」さん。
(*このグラスが有名ですな。↓)

石原裕次郎さん関連の話題がなければ、
なかなか番組にも呼ばれません。
それは、後川さんも同じでしてね。
もっとも、前川清さんは70歳とはいえ、
現役バリバリですから、3歳年上だった
後川さんにとっても、活躍の場は先の
「ゆうたろう」さんよりもあったの
ではないかと思います。
前川さんも後川さんの訃報に「さびしい」
と語っていたようですね。
「認めていた」ということです。
なかなかありませんよ、こういうことは。
後川さんはかつて「長崎の今日は晴れ
だった」なるCDをリリースしています。
(コチラです。↓)
前川さんがクールファイブで大ブレーク
したデビュー曲「長崎は今日も雨だった」
のパロディーのようではありますが、
ただのパロディーではないところに、
後川さんの凄さがあった。
世が世なら、前川さんのものまねで
なくとも、演歌歌手として出てきた
かもしれなかった。
デビューは49歳でしょう?
今48歳の私にとっても、どこかで
励まされる存在でした。
私も来年は演歌歌手デビューを
目指そうか?
簡単じゃないよね・・・。
後川さんのご冥福をお祈りいたします。
*最後は「本家」のこの曲を聞きたい
ですね、やっぱり。↓